ひとりごと

10月5日:いまだ渦中

現在パリは、2021年春夏のファッションウィーク中である。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の恐れもあり、

メゾンはデジタルでコレクションを発表したり、

厳重なウイルス対策のもと、一部の限られた招待客だけを

対象にファッションショーを催したりなど、

例年通りとは言えない状況である。

 

その最中、ファッションデザイナーの高田賢三氏が

パリ近郊の病院で新型コロナウイルスの合併症により

死去したという報道が世界中を駆け巡った。

多くの人達が彼に追悼の意を表していて、

ボクの個人的なSNSにも大勢が哀悼の意を捧げている。

 

時を同じくして、パリとその近郊では、

新型コロナウイルス感染拡大に伴って、

ウイルスの警戒レベルが最高ランクに達し、

政府は最低2週間の厳戒態勢と

新たなウイルス対策を施行すると発表した。

  • 期間は10月6日より10月19日を含む20日早朝までの15日間。
  • 1000人以上の集会及び、屋外での10人以上の集まりを禁止。
  • 大規模なセミナーや展示会・見本市等は禁止とする。
  • バーや夜間営業のカフェは完全閉店。
  • レストランは厳格な感染対策を条件に営業を継続できる。
  • お酒の販売は22時までとする。
  • 体育館、多目的施設、プール、ジム、ディスコ・クラブ等は閉鎖。
  • スタジアムや練習場は利用者数が1000人を超えないこと、また最大収容人数を半分に留めることとする。
  • スーパーやショッピングセンター内は1人につき4メートルのスペースを確保すること。
  • 企業はテレワークを優先・推進すること。

他にも学生や高齢者向けの制限がいくつかある。

 

今回、緊急事態宣言を伴う、再度のロックダウンには至らなかったが

いまだフランスはコロナ禍の真っ只中であり、

アフター・コロナ、ウイズ・コロナを見据えるにはもうしばらく時間が掛かりそうだ。

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