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【10月31日(日曜)の午前2時】にサマータイム終了!これで最後?そのまま撤廃か?

フランス(ヨーロッパ諸国全域)にはサマータイムといわれる夏専用の時間があります。
日照時間を考えて、夏時間と冬時間で1時間早めたり、遅めたりします。
これにより、日本との時差が、夏の間は7時間差冬の間は8時間差となります。

日本で生活している方たちにはあまりピンとこないと思いますが、フランスでは季節の風物詩のようになっています。
フランスで生活し始めた当初は、夏時間に切り替わるときは、1時間時計が早まるので、「1時間損した!」、その逆に冬時間に切り替わるときは、「1時間得した!」ってなりました。

今ではiPhoneやコンピューターで時間を管理しているので、自動で時間が切り替わっていますが、10年以上前は手動で時間を変更しなければならず、あれ?時間が違う?なんていうこともありましたね。

さて、今年は10月31日(日曜日)の午前2時に時間が1時間巻き戻ります。

午前2時に午前1時になるので、寝ている方は、朝7時に起床したら、実際は朝6時なので、もう1時間余分に眠れて得した気分になるでしょう。

そして、この夏時間、今年限りで終了かもしれないのです。
何年も前からこの夏時間を撤廃させるという動きがあり、2021年でサマータイム制度の撤廃が欧州議決で可決されたという報道がありました。
その後は各国が、夏時間と冬時間の時間帯のどちらかを選ぶことになるようですが、そうなったらタイムゾーンがぐちゃぐちゃになりそうで、少し心配です。
しかし、新型コロナウイルスの影響もあり、その後の法整備、システム整備ができておらず、もしかすると先延ばしになる可能性もあるようです。

 

それにしても、夏時間がなくなるのは少し寂しいと思うわけです。個人的な意見としては、サマータイム制度は賛成派で、好きな季節のひとつです。
夏時間になると1時間時計を早めるのですが、その1時間早めることで、明るい夜を過ごすことができるのです。
ヨーロッパの夏は陽が沈むのが日本よりも遅く、夜10時過ぎまで明るいのです。それは夏時間の影響もあり、本来(冬時間)であれば夕暮れが夜9時過ぎのところを、1時間早めていることで夜10時過ぎまで明るく過ごせるわけです。

 
パリの22時30分の写真です。

もし撤廃が1年遅れるようなことがあれば、是非一度サマータイムを満喫して欲しい。
明るく穏やかな夏の夜に、テラスで夜10時の夕暮れをグラス片手に眺めるのは、本当に贅沢で素晴らしいですよ!

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